日本にほん最初さいしょの生なまコンは、1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）に出荷しゅっかされました。
その当時とうじ、生なまコンの輸送用ゆそうようにはいまのような太鼓型たいこがたではなく半円型はんえんけいの生なまコン運搬車うんぱんしゃが使つかわれていました。
1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）の地下鉄丸ノ内線ちかてつまるのうちせんの工事こうじでもこのタイプのものが主力しゅりょく運搬車うんぱんしゃとして活躍かつやくしたそうです。
現在げんざいのような太鼓型たいこがたタイプのドラムを載のせた生なまコン車しゃは、磐城いわきコンクリート工業こうぎょうと犬塚製作所いぬづかせいさくじょとの共同研究きょうどうけんきゅうにより、その原型げんけいともよべる国産こくさん第だい1号ごうの試作機しさくきが1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）に誕生たんじょうしています。

生なまコン車しゃはドラムの大おおきさが違ちがうものがあります。大おおきなドラムをもったものや、ちいさなドラムをもったもの、ドラムの大おおきさによって、それぞれ生なまコンを積つみ込こめる量りょうが違ちがいますが、一番大いちばんおおきいもので約やく５m³（立方りっぽうメートル）積つめます。工事現場こうじげんばまでの道みちのりや、必要ひつような生なまコンの量りょうによって使つかい分わけられています。