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会長ご挨拶

全国生コンクリート工業組合連合会 全国生コンクリート協同組合連合会 会長 吉野 友康

令和3年の年頭にあたり関係各界の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は年明け間もなく、中国から発した新型コロナウイルス感染症が世界中に拡散し、国内でも4月に政府が発出した緊急事態宣言を受けての外出自粛やテレワーク、時差出勤が行われ、マスク着用、消毒、3密回避など「新しい生活様式」が生まれました。東京オリンピック・パラリンピックをはじめとする各種イベントは中止や延期となり、国際的な交流もほとんどなくなり、飲食業や観光関連産業を中心として経済は大きく冷え込みました。7月から始まったGO TOキャンペーンの各種取組などによる回復が期待されていますが、11月以降、第3波による感染の再々拡大も起きており、コロナ禍の収束の見通しは立っていません。

生コン産業では、飲食や観光関連などの他産業と比較すると、これまでのところコロナ禍の影響は小さいと言えます。しかしながら令和2年度上期の全国生コン出荷量は、対前年比94.3%の3,841万m3に留まり、年度を通じた出荷量も過去最低であった昨年度の8196万㎥を大きく下回る見込みで、依然として厳しい状況が続いています。

全生連では以上のような状況の下、昨年も引き続き3つの重点課題に取組みました。

1つ目は品質に関する取組です。令和2年度の全国統一品質管理監査はコロナ禍により実施が危惧されましたが、7月に全国生コンクリート品質管理監査会議の辻議長より各地区会議に宛てて監査及び査察の実施方針が伝えられたことで、これを遵守して着実に実施されております。一部地域ではwebを利用したリモート監査が行われていますが、従来通りの監査水準が維持されております。

2つ目は需要減少対策です。需要確保のための公共事業予算の増額と公共事業依存度の高い地方への予算優先配分については引き続き強く国に要請しております。またコロナ禍や首相交代などの影響で一昨年に比べスタートが遅れましたが、生コン議員連盟では一昨年採択した提言に対する国の取組みについてのフォローアップが行われました。全生連としても従来からのコンクリート舗装の普及に加え、国土強靭化のための諸対策における生コン活用の具体例を勉強会で紹介するなどして強く支援を要請しています。

3つ目は業界のイメージアップです。少子高齢化による人手不足対策の一環でもあります。イメージキャラクター「なまリンちゃん」は全生連合会会員にはかなり浸透し、様々な場面で使用いただいており、外部に向けた広まりも期待されます。また今後のPRの企画や検討には全国青年部協議会との連携も考えており、コンクリート甲子園のPRや技術指導などを通じて地元高校との交流を深めてもらう案などについて意見交換を進めています。

昨年はコロナ禍に翻弄された1年でしたが、何とか短期間のうちにWeb会議システムが導入できたことにより理事会や委員会、数十名規模の研修会などがリモート開催できるようになったのはプラスの効果でした。一方、労働時間短縮や処遇改善などの働き方改革、生産性向上、労働安全などへの取り組みの必要性はコロナ禍にあっても変わりません。

新旧の課題が山積する中、生コン産業の持続的発展に向け、自助努力と相互扶助の精神のもと、会員一致団結し、様々な難局について知恵を出し合って乗り越えて参りたいと思います。

本年が皆様にとりまして良い年となりますよう祈念申し上げ、年頭のご挨拶と致します。