生コンクリートの品質

スランプ

スランプ

コンクリートの軟らかさや流動性を測定する方法はいろいろあるが、その中で最も簡便で一般的な方法がスランプ試験であり、JISではスランプで表すことになっている。
スランプ値は軟らかさの程度をよく示すが、作業の難易の程度や材料分離に抵抗する程度を示すワーカビリティーも、スランプ試験後のコンクリ一トの状態を観察すれば大体判断することができる。生コンJISでは、購入者がスランプ値を指定することになっているが、荷卸し地点におけるスランプ値については許容差が規定されており、測定された結果がその範囲にあれば合格ということになる。

空気量

AE剤、AE減水剤によって、コンクリートの中に多くの独立した微細な空気泡を連行すると、連行空気泡はコンクリートの中であたかもボールベアリングのような作用をするので、コンクリートのワーカビリティーが改善され、所要のコンシステンシーを得るための単位水量を減少させることができる。
また、連行空気泡が適当量存在すると、自由水の凍結による大きな膨張圧を緩和する働きをするとともに、また、自由水の移動を可能にするため、凍結融解の繰り返し作用に対する抵抗性が著しく増大する。また、AE減水剤を使用すると、水密性の改善や中性化速度が小さくなるなどの効果がある。
これらのことから、生コンはJISでは全てAEコンクリートと定められている。
空気量は一般的に3〜6%程度を標準としているが、圧縮強度はほぼ空気量に比例して低下(空気量1%の増加に対して同一水セメント比の場合、材齢28日強度は4〜6%低下)するので空気量の過多には注意を要する。

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