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コンクリート中にある程度以上の塩化物が含まれていると、コンクリート中の鉄筋がさびやすくなる。また、塩化物が塩化ナトリウム(NaCl)であると、アルカリ骨材反応を助長する要因ともなる。
これまでコンクリート中に含まれる塩化物含有量については、その塩化物が持ち込まれる主な原因となる海砂の中の塩分含有量についてのみ規定されていた。しかし、塩化物については、海砂以外の練り混ぜ水や混和材など他の使用材料からも導入されるため、コンクリートの耐久性向上の要求に沿って生コンの塩化物含有量はコンクリート中に含まれる塩化物総量で規定されている。
塩化物総量の限度については、原則として、0.30kg/m3を規制値とし、購入者の承認がある場合には0.60kg/m3まで許容されることとしている。この値は、細骨材以外の材料からもたらされる塩素イオン量を0.10kg/m3としたとき、従来の細骨材の塩分(NaCl)の規定0.04%と0.1%にそれぞれ対応したものである。
この塩化物総量については、生コン工場で測定したり、工事現場で施工者が測定したりする必要から、精度が確認された簡便な測定器で測定できることになっている。
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