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購入者が行う検査

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購入者(施工業者)が行う検査には、荷卸し時の品質管理のための「受入検査」と「打込み直前のコンクリートの品質検査」、「構造物となったコンクリートの品質確認の検査」がある。
かつては、購入者が行う「受入検査」と生産者が行う製品試験(品質の確認と保証)は同じなので購入者と生産者とが協議して生産者に受入検査を代行させるケースもあったが、現状では購入者が行うのが適切である。
最近では、購入者の受入検査、打ち込み直前の品質検査を試験代行業者に有料で委託しているケースが増えつつある。
この他に、必要によりコンクリートの単位容積質量を測定する場合もある。これらの試験方法ならびに頻度は、特別に生産者と購入者が協議した以外は前出の図-3および図-4の通りである。
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(1)
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打ち込み直前のコンクリートの品質検査
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実際に構造体に打ち込むコンクリートの品質確認は、ポンプの筒先等打ち込み直前のコンクリート試料を採取してスランプ、空気量、強度の確認を購入者の手で行うもので、ポンプ圧送に伴う品質の変化などを確認するために実施されている。これらの検査の頻度および合否の判定基準等は、工事仕様(示方)書または、特記仕様書等に従うことになっている。
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(2)
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構造体に打ち込まれたコンクリートの品質検査
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コンクリートは、最終的に構造物となって社会に役立つわけであるから、所要の性能を有するかどうか、硬化した後の品質の確認を実際の構造体により実施するケースがある。
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検査項目としては、通常実施されているものとして、
(i) 反発硬度法による強度の推定
(ii) 抜き取ったコアーによる強度試験
(iii) 構造物本体に荷重をかける載荷試験等
があるが、試験の項目、頻度、合否の判定基準等は工事仕様書または特記仕様書等によることとなる。
以上、生コンクリートの検査について簡単に説明したが、終りにコンクリートにとって最も初歩的で重要な事項にふれることとする。
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まとめ(1)
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生コンクリートは生まれたばかりの「赤ちゃん」と同じで、その後の育て方(取り扱い)で良くも悪くもなる。生まれたばかりの赤ちゃんには、十分な栄養と適度な軟らかい肌着、体温保護(適度な温度と湿度)が必要なことは子供を持つ親であれば誰でも良く分かることである。コンクリートも全く同様で、言葉どおり“生コン"という生きものであり、「刻々と水和反応が進み、凝結硬化、強度発現して行く」商品を扱っている以上、せっかく良質のコンクリートとなるように製造された生コンでも、その後の育て方(取扱い、打込み、養生等)一つで、出来そこないの役立たずになる恐れがある。
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この例として、2つのグラフ(図-5、図-6)がいかに育て方が大切かを物語っている。
要は、フレッシュコンクリートは可能な限り水量(練り混ぜ水)を少なく、硬化コンクリートには水(散水養生など)をたっぷりとかけることである。
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まとめ(2)
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打ち込まれたコンクリートの品質に問題があっても、必ずしも全てが生コン工場側の責任ではない。
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湿潤養生期間が圧縮強度に及ぼす影響
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近藤泰男訳:コンクリートマニュアル(抜粋)
コンクリートパンフレット第50号、セメント協会、1956年より
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養生温度が圧縮強度に及ぼす影響
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近藤泰男訳:コンクリートマニュアル(抜粋)
コンクリートパンフレット第50号、セメント協会、1956年より
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前出図-3に示した通り、納入されたコンクリートの責任範囲は、荷卸し地点が責任限界で、荷卸し以後はポンプ圧送も含めて施工業者の手に委ねるわけで、この間の取り扱い如何によりコンクリートの良し悪しも左右されることとなる。
言いかえれば、コンクリートは生コン工場という生みの親の手元を離れた後(荷卸し終了後)は、購入者という育ての親の責任の下に移るわけである。
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